矯正治療では歯を動かして歯列を綺麗にする「動的治療」と
動的治療終了後、歯の後戻りを最小に抑えるための「保定期間」が必要となります。
保定期間はきれいになった歯並びをキープさせるためとても重要です。
この保定期間をサボってしまうとせっかく時間をかけてきれいになった歯並びが、どんどん元の状態に戻ってしまうので注意が必要です…!😱
今回はそんな保定期間についてより詳しくご紹介いたします。
保定期間では何をするの?
矯正治療では歯並びが綺麗に整い、噛み合わせにも問題無ければ
動的治療(歯を動かす治療)が終わり、今まで使用していた装置はすべて外されます。
ただ外してそのままにしてしまうと歯は元の位置に戻ろうとするため
今度は歯並びを綺麗なまま安定させるために保定装置(リテーナー)に切り替わり、
さらに定期的な通院で歯並びの観察を行います。
保定装置(リテーナー)の種類
①床タイプ
取り外しが可能なリテーナーで表側のワイヤーと裏側のプレートで歯並びを固定します。
表側のワイヤーを調整することでリテーナーの緩みを防ぐことが出来るため、保定力に優れており、よく用いられることの多いタイプです。
②マウスピースタイプ
取り外しが可能なマウスピース型のリテーナーです。
透明なマウスピースなので目立ちにくいですが、噛み合わせまで覆われるため慣れるまでは違和感がある場合があります。
③ワイヤータイプ
前歯の裏側にワイヤーを直接つけて固定するタイプです。
状況によっては長期にわたって着けることをおすすめすることもあります。
裏側なので見た目は全く分からずリテーナーを取りはずす手間などもないですが
ワイヤー周りはプラークや歯石が付着しやすいためしっかりケアする必要があります。
当院では患者さんの歯並びの状態に合わせてリテーナーのタイプを提案しており、
状態によっては組み合わせて使って頂くこともあります。
保定期間はどのくらい?
大体歯を動かした年月と同じくらいは保定する必要があります。
特に動的治療終了直後は最も後戻りのリスクが高いため、
リテーナーは一日中使用が必要になりますが、
一年ほど経過するとリテーナーの使用頻度は徐々に少なくなっていきます。(夜だけなど)
さらに通院頻度も歯並びの安定によって変わっていきます。
外してすぐは1カ月後に定期観察、安定してきたら3か月後、さらに安定したら半年後など…
間隔をあけつつ観察をしていくので通院の頻度も徐々に少なくなっていきます。
ただ、歯並びの安定には個人差があるのでその都度、歯科医師より指示された
リテーナーの使用、定期的な観察は必ず守るようにしましょう!
保定期間中に気を付けること
保定中はリテーナーの使用、観察のための通院以外にもリテーナーの破損や変形にも気をつける必要があります。
リテーナーはぴったりと合っていないと効果が得られないので
歯科医院でも来院の際に確認はしっかりしていますが、
もし浮いてくる感じや違和感に気づいたら早めに歯科医院で応急処置をしてもらいましょう。
Fixタイプではもしワイヤーが外れたら早めに付け直ししてもらいましょう!
もし保定期間をサボってしまうと…!
長い時間をかけて綺麗になった歯並びが元の状態に戻ってしまいます。。😭😱
多少の後戻りは誰にでも起こりうることですが、
保定期間を適当に過ごしてしまい大幅に後戻りしてしまうのは非常にもったいないので
必ず決められた定期観察、リテーナーの使用は守るようにしましょう!
何十年先もきれいな歯並びが続くように保定期間は正しく過ごしましょう☺️✨
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