皆さんは舌の位置を意識したことはありますか?
ほとんどの方が意識したことないと思いますが、実は舌には正しい置き位置があります。😛
間違ったポジションに舌があると矯正治療の進行やお口の機能的に悪影響を及ぼすことがあります。
今回は舌の位置について詳しくご紹介します。
普段から意識することで改善させることもできるので是非、参考にしてみて下さいね😊
目次
舌癖とは
歯やお口に悪影響をあたえる舌の悪い癖を舌癖(ぜつへき)と言います。
・無意識に舌で歯を触っている
・ものを飲み込むときに舌で歯を押す感覚がある
・気が付くとペロッと舌がでている、唇をなめている
・無意識のうちにお口がぽかんと開いてしまう など
こういった癖があると矯正治療がスムーズにいかない可能性がある為注意が必要です!
舌癖による悪影響とは?
矯正治療において舌癖があるとこのような悪影響があります。
①治療期間の延長
舌は一見柔らかいですが、実は筋肉の塊!
そのため舌の押す力はかなり強いです。
舌癖があるとその強い舌の力が歯に加わって矯正器具のはたらきを邪魔してしまい、
歯が思うように動かないことがあります。
そうすると歯の動くスピードが遅くなる分、当初予定していた治療期間よりも長く時間がかかることがあります。
②矯正後の歯の後戻り
歯並びが綺麗になったら矯正装置は外されますが、
その状態で舌癖があると歯並びが後戻りしてしまうリスクが高くなります。
特に、矯正装置を外してすぐはまだ歯並びが安定していないため、
歯の後戻りが起こりやすいため注意が必要です。
③虫歯、歯周病のリスク
舌が正しい位置でなく、下の方に落ちてしまうと口呼吸になりやすくなります。
そうなると口腔内が乾いて、口腔内細菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
矯正中はただでさえ歯磨きが難しく、虫歯や歯周病になりやすいですが
口呼吸だとさらにそのリスクが上がってしまいます。😱
舌の正しい位置は?
じつは舌の正しい置き位置は上顎にあります。
上の前歯の裏側にポコッと歯ぐきが盛り上がっている所があります。
そこをスポットといいます。
そのスポットに舌の先端が付いているのが舌の正しい位置です。
普段から意識してみましょう!
最初のうちは違和感があるかもしれませんが、
舌を持ち上げるのが習慣化して舌の筋肉がついてくると
舌は無意識でもスポットに置けるようになりますよ!
特に気をつける瞬間は?
特に気をつけていただきたいのは、ものを飲み込む瞬間です。
いま、ゴクンと唾を飲み込んでみて舌が歯に触れた方は要注意です!
嚥下する際、舌癖のある方だと歯をグッと押してしまいます。
嚥下自体は一瞬ですが、私たちは一日のうちに何百回と嚥下をするので、
積み重なることで歯を動かしてしまうほどの力となります。
舌はスポットにをつけたまま、歯に触れないように飲み込むよう普段から意識しましょう!
当院では患者さん全ての方に舌癖を治すトレーニング(MFT)を併用して矯正治療を進めていますが、
舌癖は自分で意識することで改善することが出来ます!
ぜひスムーズな矯正治療のために普段から少しずつ意識しましょう😊
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