スタッフブログ

みずの矯正歯科

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「矯正治療をやってよかった」と感じる方が多い一方で、「思っていたのと違った」「失敗したかもしれない」と感じる方も少なからずいらっしゃいます。

 

今回は、なぜ矯正治療で“失敗”と感じる事態が起こるのか、その原因を整理し、失敗を防ぐためのポイントまで掘り下げてみましょう!

 

なお、ここでいう「失敗」とは必ずしも医学的に完全に治療が失敗したという意味ではなく、患者さん自身が「期待していた結果が得られなかった」「思った仕上がりにならなかった」と感じるケースを含んでいます。

 

1.矯正治療「失敗」と感じられる典型的な事例

 

まずは、どんな“失敗”が起きているのか、実際に報告されているケースを整理します。

 

♦噛み合わせが悪化または改善されない

 

例えば、治療後に奥歯が正しく噛み合わず「開咬(奥歯が噛み合わない)」「上下の中心線(正中線)がずれている」など。

 

噛み合わせが乱れると、見た目だけでなく、顎や関節に負担が出るケースもあります。

 

♦歯ぐき(歯肉)が下がる、歯根が短くなる(歯根吸収)

 

治療中や治療後に「歯肉が下がって根元が見える」「歯の根っこが短くなって歯が不安定になった」という報告があります。


こうした変化は見た目の違和感だけでなく、歯の寿命や安定性にも影響する可能性があります。

♦口元・顔の印象が予想と異なる

 

矯正を通じて「歯並びはキレイになったけれど、口元が出た/引っ込んだ/顔の印象が変わってしまった」と感じる方も。


これは「見た目」の期待が強い治療では重大な問題となります。

♦治療期間が大幅に延びる・費用が想定よりかかる

 

計画よりも時間がかかった、または追加の処置が必要になって費用が膨らんだという事例もあります。

 

♦後戻り・追加治療が必要になる

 

せっかく歯並びを整えても、保定(リテーナーなど)を十分に行わなかったなどで「動いた歯が元に戻る」ことが起こり得ます。

 

2.なぜ“失敗”が起こるのか?その主な原因

 

上記のような失敗が起きる背景には、さまざまな原因があります。

ここでは大きく「医療側(治療計画・技術)」「患者側(協力・ケア)」「治療環境・素材、装置」の観点から整理します。

 

2‑1 医療側の理由

 

♦検査・診断が不十分である

 

治療を始めるにあたって、歯の状態、あごの位置・動き、骨や歯周組織の状態、口腔習癖(例えば舌の癖・口呼吸)などをきちんと評価しなければ、見込み通りに歯を動かせない可能性があります。

また、治療後の歯並び・噛み合わせ・口元の変化をシミュレーションして、患者と適切に共有していないと「思っていたのと違う」と感じることにつながります。

 

♦不適切な治療計画(過度な力・抜歯・非抜歯の選択ミス)

 

矯正治療では「歯を動かす力」「どの歯を抜くか・抜かないか」「どの装置を使うか」などが重要です。

 

ここで無理な力をかけすぎたり、抜歯/非抜歯の判断が甘かったりすると、噛み合わせが乱れたり歯根が吸収したりするリスクがあります。

 

例として、抜歯をすべきであったのに非抜歯で無理に歯を並べたため、口元が出てしまった、というケース報告があります。

 

♦治療中のフォロー・装置管理が甘い

 

矯正装置を装着してから、定期的なチェック・調整・歯磨き指導・保定期間の管理がしっかり行われていないと、治療計画が狂いやすくなります。

 

2‑2 患者側の理由(協力度・口腔ケア・習癖)

 

♦毎日の口腔ケア(歯磨き・メンテナンス)が不十分

 

矯正装置を付けている間、特にブラケットやワイヤーがあると歯磨きが難しくなります。

 

汚れが残ると虫歯や歯周病が進み、結果として治療を中断したり、歯が動きにくくなったりします。


虫歯や歯周病が原因で治療が中断し、そのまま“予定どおり”進まないというケースも。

 

♦装置の着用・手入れの指示を守らない

 

特に取り外し可能な装置(マウスピース型など)では、着用時間が守られないと計画通り歯が動きません。

また、保定装置(リテーナー)を使わなかったり、使うべき期間を短縮したりすると、後戻りの原因になります。

 

♦習癖(舌癖・口呼吸・指しゃぶり等)が残っている

 

子ども・若年者の矯正では、舌の癖や口呼吸、ほおづえ・指しゃぶりなどの習癖が歯並び/あごの成長に影響します。

 

これらが残っていると、せっかく整えた歯並びが崩れることも。


(この点は多くのクリニックでもカウンセリング時に確認されるべき項目です)

2‑3 装置・治療環境・生体条件の影響

 

♦生体(骨・歯周組織・歯根など)の個人差

 

歯の動き方、骨の反応、歯根・歯周組織の健康状態には個人差があります。

例えば、歯根の長さがすでに短い、歯周病の既往がある、骨が硬くて歯が動きにくい、などの条件があると時間がかかったり、思ったように動かない可能性があります。

♦装置の種類や力のコントロールが不適切

 

装置(ワイヤー、ブラケット、マウスピースなど)や使用される力の大きさ・方向・期間が適切でないと、歯が予定と異なる方向に動いたり歯根吸収を起こしたりします。

 

♦治療後(保定期・メンテナンス期)のフォローが不十分

 

矯正治療終了がゴールではなく、保定期間が非常に重要です。

この期間中に保定装置の使用不足やメンテナンスを怠ると、歯が後戻りするリスクがあります。

 

3.失敗を防ぐためのチェックポイントと対策

 

では、矯正治療において失敗と感じる事態をできるだけ避けるために、患者さんとして押さえておきたいポイントを整理します。

 

♦治療を始める前に「イメージ」と「ゴール」を共有する

 

自分がどこをどう改善したいのか、見た目・口元・噛み合わせ・将来のメンテナンスまで含めて整理しましょう。

 

歯科医師・矯正歯科医師と、可能であればビフォー・アフターのシミュレーションや模型・写真を用いたり、もしくは仕上がりについての説明を聞いて「具体的な仕上がりのイメージ」を共有することが大切です。

 

失敗例として「思っていた仕上がりと違った」という声があります。

抜歯・非抜歯の選択、治療期間、リスク(歯根吸収・歯肉退縮など)についてきちんと説明を受け、納得してから進めるのが望ましいです。

 

♦医院・担当医(矯正専門医)を慎重に選ぶ

 

矯正治療は高度な技術・知識・設備を要します。

 

矯正専門の歯科医師・矯正歯科(専門クリニック)であるかどうかを確認しましょう。

 

実績や症例、担当医とのコミュニケーション、費用・期間の見通しも事前に確認しておくと安心です。

 

カウンセリング時に「どのように診断したか」「どのような計画を立てたか」「器具・装置の種類」「保定期間の方針」などを質問してみることをおすすめします。

 

♦自身が協力できる体制を整える(口腔ケア・装置の着用)

 

矯正中は歯磨きが難しくなるため、普段以上に丁寧なケアが必要です。

汚れが残ると虫歯・歯周病のリスクが増え、治療の進行に影響します。

 

装着時間が決められている場合(特にマウスピース型など)は、着用時間を守ることが非常に重要です。

 

保定装置(リテーナー)をきちんと使う。

矯正終了後、歯が安定するまでの期間にリテーナーを怠ると後戻りのリスクが増大します。

 

習癖(口呼吸・舌癖・指しゃぶり・ほおづえ等)がある場合は、矯正の影響を妨げるため、これを矯正中に修正できるように取り組むことも大切です。

 

♦治療中・終了後のメンテナンスを怠らない

 

治療中も定期的な調整・チェックを受けることで、歯の動きをモニタリングし、予期せぬ動きやリスク(歯根吸収・歯肉退縮)が出ていないか確認できます。

 

終了後にも保定期間をきちんと守り、定期的な検診・クリーニングを受けることで、長期にわたって良好な状態を維持しやすくなります。

 

♦リスク・副作用について理解する

 

矯正治療には、以下のようなリスクも存在します。事前に理解・確認しておきましょう。

 

①歯根吸収

 

過度の力・長期間の動かしすぎによって、歯の根が短くなることがあります。

 

②歯肉退縮

 

歯を移動させる際、歯茎が下がることがあります。

 

③虫歯・歯周病の進行

 

矯正中に口腔ケアが十分でないと、意図せず虫歯・歯周病が進むことがあります。

 

治療後の後戻り・再矯正の可能性:保定を怠ったり、不適切な計画だった場合、再治療が必要になるケースがあります。

 

4.「こうすれば大丈夫」実践的なポイントまとめ

 

ここまでの内容を基に、矯正治療を成功に近づけるための実践的なチェックリスト形式でまとめます。

 

①カウンセリング・事前診断時に確認すること

 

自分の希望(見た目・噛み合わせ・口元の印象)を整理しておく。

診断・検査(模型・レントゲン・口腔内写真・習癖のチェックなど)が十分に実施されているか。

 

治療の計画(抜歯/非抜歯・治療期間・装置の種類・保定期間)が明確かつ説明が丁寧か。

 

リスク・副作用、費用・期間の目安をきちんと説明されているか。

 

装置の種類・担当医の経験・メンテナンス体制など医院の体制を確認。

 

②治療中に気をつけること

 

指示された装置(マウスピースなら着用時間、ワイヤーなら通院・調整サイクル)を守る。

 

歯磨き・口腔ケアを普段以上に徹底する(ブラケットまわりやワイヤーまわりの汚れに注意)。

 

通院をサボらない。

何か異常(痛み・歯が揺れる・歯肉が下がるなど)を感じたら早めに相談。

 

習癖(舌の動き・口呼吸・指しゃぶり・ほおづえなど)が残っているなら自覚&改善を意識する。

 

③治療終了・保定期に注意すること

 

装置が外れた・噛み合わせが整ったあとも、保定装置(リテーナー)を指示通り使用する。

 

定期的にクリーニング・チェックを受けることで、歯並び・歯ぐき・噛み合わせの状態を維持する。

 

生活習慣(食いしばり・歯ぎしり・口呼吸・歯磨き習慣など)が乱れていないかセルフチェック。

 

何か気になること(歯が動いた・中心がずれた・噛みづらい)を感じたら早めに歯科を受診。

 

5.まとめ

 

矯正治療において「失敗」と感じる事態は、決して稀ではありません。

 

しかし、原因の多くは「診断・計画の甘さ」「患者さん側のケア・協力度」「保定期・メンテナンスの軽視」といった要素に集約できます。

 

つまり、治療を受ける側(患者)としても、「どういうゴールを目指すか」「担当医とどう共有・相談するか」「日々のケア・通院・保定をどう維持するか」を意識することが、成功への鍵となります。

 

矯正歯科医師・クリニックをきちんと選び、治療計画に納得した上でスタートすれば、満足度の高い結果を得る可能性が高まります。

 

そして何より、矯正治療は「見た目」の改善だけでなく、「噛み合わせ」「口腔機能」「将来の歯の健康」という面でも大きなメリットがあります。

 

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