日本人の約6割近くが悪い歯並びである不正咬合に該当するといわれています。
歯並びが悪いと、見た目だけでなく、口腔内や身体の健康にも影響を与えることがあります。
歯並びに関する悩みを持っている方は多く、
子供から大人まで矯正治療を検討している方も増えてきています。
しかし、歯並びにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴や改善方法があります。
実際に自分はどの不正咬合のタイプなのか、
このままの噛み合わせだと将来どのようなリスクがあるのかを詳しくは理解して頂くために、
今回は、悪い歯並びの原因や種類を詳しく解説し、その改善方法についても触れていきます。
目次
悪い歯並びの種類と原因
悪い歯並びは様々な原因によって引き起こります。
どれかひとつだけの症状もあれば、いくつもの症状が複数重なっている場合もあるため、
ご自身の歯並びはどれに該当するか把握しましょう!
1.歯が重なり合う「叢生(そうせい)、乱杭歯(らんぐいし)、」

叢生とは歯並びが正しく並ばず隙間なく重なり合ったり、
前後にずれたり、ねじれていたり、ガタガタに生えている状態のことをいい、
「乱杭歯」とよばれることもあります。
犬歯が大きく飛び出して生えている「八重歯」や、
歯がねじれて生えている「捻転」も叢生の症状のひとつ。
叢生の度合いがひどい場合には、後から生えてくるはずの永久歯が出てこれず
「埋伏歯」という状態になってしまうこともあります。
叢生は、見た目だけでなく、歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
日本人の不正咬合の44.3%が叢生に該当します。
<原因>
叢生、乱杭歯の大きな原因としては、遺伝的要因や顎の骨が小さく(狭く)歯の大きさによっては
骨格内に収まりきらずはみ出てしまうため、歯が重なり合って生えてしまうことです。
歯の数が本来よりも多いことや、乳歯の早期脱落、指しゃぶりなども原因として考えられます。
2.前歯が突き出る「出っ歯(上顎前突)」

出っ歯は、上の歯(上顎)が下の歯よりも6mm以上前に突き出ている状態を指します。
前歯が極端に外側に向いて生えている場合や、
口を閉じていても歯が見えてしまうような状態を指しますが、歯だけが前に出ているケースや、
上顎の骨から前に出ているケースもあります。
他の噛み合わせの症状の中でも特に上の前歯をぶつけやすい、
口が開いたままの状態になりやすい、
口元の見た目が悪くなりやすいことがデメリットとしてあげられます。
日本人の不正咬合の12.9%が上顎前突に該当します。
<原因>
上顎前突の原因は遺伝や指しゃぶり、口呼吸による悪い癖、
歯が成長する過程で、上の顎が前に出すぎることなどが考えられます。
3.下の歯が前に出る「受け口(下顎前突)、反対咬合」

受け口は、下顎が上顎よりも前に出ている状態で、
口を閉じた時に下の歯が上の歯を覆い隠すような形になります。
前歯の傾きによるケースと顎の骨が前に出ているケースがあり、
特に顎の骨が原因の場合は「下顎前突症」と呼びます。
食事や会話時に不便を感じることがあり、
見た目が気になるだけでなく、噛み合わせにも支障をきたしやすいです。
また、反対咬合は顎の発育にも影響を与える可能性があるため、早期の治療が求められます。
日本人の不正咬合の2.4%が反対咬合に該当します。
<原因>
受け口・反対咬合の原因としては、遺伝的な要因や、
顎の成長に問題がある場合や、舌の位置が低い(低位舌)が考えられます。
4.噛み合わせが深い「過蓋咬合(かがいこうごう)」

上顎突出にも似た過蓋咬合は、上の歯と下の歯が深く噛み合わさっている状態を指します。
上の歯が下の歯を必要以上に隠すように覆ってしまうため、
下顎を動かすことが困難になりやすく、顎の骨に負担がかかって
顎関節症を引き起こすリスクが高いことも特徴のひとつです。
ひどい場合は下の前歯が上の前歯より内側の歯茎に食い込んでしまうこともあり、
それによって歯茎が傷つき、炎症を起こしたり菌が入り込んだり
口内炎などの症状が出ることもあります。
また、上の前歯が他の歯よりも下に出ていることで、
笑った時に歯茎がみえる「ガミースマイル」を引き起こしている場合もあります。
日本人の不正咬合の4.8%が過蓋咬合に該当します。
<原因>
顎の骨の成長が不十分だったり、
虫歯が原因で奥歯を失ってから放置してしまった場合などがあげられます。
5.歯が上手く噛み合わない「開咬(オープンバイト)」

開咬(オープンバイト)は、上下の歯が前後で噛み合わず、
上下の前歯の間に隙間ができている状態を指します。
噛み合わせが悪いため、前歯でものを噛み切ったりすることが難しく、
麺類などのお食事に困ってしまうことも。
また、話すときに前歯の間から空気が漏れてしまうことから
発音がしづらく言葉が不明瞭で聞き取りにくくなります。
さらに、本来歯全体にかかる力が、噛み合わせの悪さによって
奥歯に全てかかってしまうことから、奥歯への負担がとても大きいというリスクがあります。
日本人の不正咬合の5.7%が開咬に該当します。
<原因>
開咬(オープンバイト)の主な原因は、遺伝的に顔の骨格が面長であったり、
舌を前に出す癖や、口呼吸や幼い頃の指しゃぶりの癖が考えられます。
6.歯が間隔が広い「空隙歯列(すきっ歯)」

空隙歯列は、歯と歯の間に隙間が空いている状態で、「すきっ歯」とも呼ばれます。
例えば、上の前歯に隙間が開いているとサ行の発音がしづらくなったり、
笑った時の見た目に問題がでてきます。
また、隙間が大きいと食べ物が挟まりやすく、口腔内の健康に影響を与えることがあります。
日本人の不正咬合の12.4%が空隙歯列に該当します
<原因>
空隙歯列の原因としては、遺伝や歯の大きさに関係しています。
顎の大きさに対して歯が小さい場合、歯の本数が先天的に少ない場合、
もしくは舌で前歯の裏側を押す癖によって前歯が外側に傾いてしまい
隙間ができてしまう場合が考えられます。
以上が不正咬合の中でも多くの割合を占める噛み合わせです。
悪い歯並びの治療法・改善方法

不正咬合にはたくさんの種類があるため、症状によってさまざまな治療方法があります。
ごくごく軽度の不正咬合は筋肉のバランスを整えて様子を見ることもあります。
しかし、極端に噛み合わせが悪い場合や骨格の問題が生じている場合は、
矯正治療や手術によって噛み合わせを改善します。
治療法としては、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などが使用されます。
不正咬合の原因が舌の癖などの場合は、舌の癖を治すためのトレーニングも必要になります。
早期に治療を開始することで、改善がしやすくなります。
まとめ

噛み合わせの悪さや歯並びの問題はお口のトラブルだけにとどまらず、
見た目だけでなく、口腔内と身体の健康や日常生活に大きな影響を与えます。
放置しておくとどんどん悪化し、大きな病気への引き金となることも。
これから長く使っていく歯を守るためにも、
定期的な歯科検診や矯正相談を受けてご自分の歯や歯並びの状態を把握しておくことが重要です。
歯並びが気になる方は、早期に矯正治療を検討することをおすすめします。
治療には時間がかかる場合がありますが、
最終的に得られる美しい歯並びは、日々の生活の質を大きく向上させます。
矯正治療について詳しく知り、専門医に相談して、自分に合った治療法を見つけましょう。
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