こんにちは。衛生士の小木曽です(*^_^*)!
9月に入り、秋も近づいて来ていますね。
まだ残暑は厳しいですが、夏の名残もだんだんと薄れ、朝晩は過ごしやすくなってきました。
今回は当院でも行っているMFT(口腔筋機能療法)の意義、
さまざまな効果についてお話しさせていただきます。
歯や顎などに影響を与えて不正咬合に関与する習慣的な行為「口腔習癖」は、
成長期の子どもだけでなく、時には大人にも見られます。
習癖があるからと言って必ず不正咬合に繋がるわけではありませんが
歯並び、咬み合わせ、顎の成長、顔貌にまで影響を与えてしまうことがあります。
また、これは咀嚼、嚥下、発音などにも関連することがあります。
★MFTの目的、効果は?
矯正装置装着前、治療中、保定中における
口周りの筋力を調和のとれた状態にし
歯の植立を支える歯と歯列にかかる内側、外側からの圧のバランスを整える
正しいポジションに安定させ、機能させること
であり矯正治療を効果的に進め、後戻りの防止にもつなげます。
引き締まった口元とポカンとした口元を想像してみると
口周りの筋力を鍛えることで口元が引き締まっている方が
印象も良くなりませんか?
歯並びや噛み合わせだけでなく口元や表情にも自信を
もってもらえることから心理面の効果も期待できます。
また部分的に負荷がかかることなく咀嚼できるようになるため
歯が長持ちするなどの効果もあります。
★なぜ後戻りを防止する?
矯正装置で歯並びが良くなったとしても
その原因が残っていたり、機能を含めたバランスがとれていないと
不正咬合は再発します。
MFTにより不正咬合の原因、誘因に対処することで矯正治療を円滑に進め、
さらに重要なことは正常な口腔周囲筋の状態とともに
バランスの取れた位置に歯列を獲得することができれば
矯正治療後も長期にわたり安定した正常咬合となります。
★その他の効果は?
口呼吸が習慣化すると常に口が開いた状態になり顔面の筋肉や骨格、
噛み合わせに悪影響を及ぼします。
口をぽかんと開いたままで鼻で呼吸することは出来ず
正しい位置に舌を置くためには、鼻呼吸が必要となります。
反対に鼻呼吸をするためには、正しい位置に舌を置く必要があります。
鼻にはフィルターがあり外から入ってくる細菌、ウイルスの侵入を防ぐ役目もあります。
矯正治療だけでなく咀嚼、嚥下、発音、呼吸などにかかわる
口腔機能の調和をも図ります。
気になることがございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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