スタッフブログ

みずの矯正歯科

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80歳で20本歯が残っている人はどんな歯並び?

皆さんは8020運動(ハチマルニイマル)という言葉を聞いたことありますか?

 

 

 

8020運動は厚生労働省や日本歯科医師会が提唱し、

 

”80”歳までに歯を”20”本残そう!

 

という目標で現在、歯科全体で取り組んでいる運動です。

 

 

 

大人の歯28本のうち最低でも20本しっかり天然の歯が残っていれば

 

大抵のものは満足して食べられるとされています。

 

 

 

 

 

 

噛むという行為は食べ物を細かく粉砕するだけでなく

 

身体全体の健康に繋がるとても大切な行為です。

 

 

 

ただ長生きするだけでなく、健康で満足度の高い人生を送るためには

 

自分の歯でしっかり食べることが大切です。

 

 

 

じつは歯の寿命と歯並びには大きな関係があります。

 

 

 

 

 

 

 

8020達成者は増加傾向に!

 

 

 

 

 

8020運動が開始された当初、

 

「8020」を達成している高齢者は10人に1人にも満たない状況でした。

 

 

 

しかし、最新の全国調査では75~84歳の51%が達成しており、

 

なんと2人に1人の高齢者が8020を達成していることがわかりました。

 

 

 

そして達成者の割合は今後も増加することが予測されています。

 

 

 

歯科に対しての関心や予防意識が高まり、

 

むし歯予防や歯周疾患の進行を抑えるよう努力をする人が増えたため

 

歯を失う人が減ったのではないかと考えられます。

 

 

 

それだけでなく、8020達成者の歯並びに注目したところ、

 

ある共通点があることが分かりました。

 

 

 

 

 

8020達成者はどんな歯並び?

 

 

 

実際に8020を達成した方の噛み合わせ・歯並びを調べた研究ではこのような結果に。

 

 

 

 

 

8020運動達成者のうち、

 

84%の方が正常な噛み合わせ

 

15.4%の方が出っ歯(上顎前突)

 

 

そして、受け口・開咬の歯並びの8020達成者はなんと……0%という結果となりました。

 

 

 

 

 

正常な噛み合わせとは?

 

 

 

実は人の咬む力はとても強く、

 

食事をとるだけでも自分の体重ほどの力が歯にかかってしまいます。

 

 

 

正常な噛み合わせでは全体の歯でバランスよく噛めるため

 

歯にかかる負担を適度に分散させることができ歯を残しやすいとされています。

 

 

 

正常な噛み合わせでは下記の条件が当てはまります。

 

 

 

上の前歯は下の前歯を2mmほど覆い、上下の正中が大きくずれていない

 

 

✅奥歯は上の6番目の歯の手前の山が下の6番目の歯のくぼみに合っている

 

 

✅上の歯1本に対して下の歯は2本がかみ合っている1歯対2歯咬合の状態

 

 

上下の歯列がどちらも綺麗なU字のアーチ状になっている

 

 

 

 

 

みなさんの咬み合わせはいかがでしたか?

 

 

 

 

 

なぜ受け口と開咬は歯を残しにくいのか?

 

 

 

受け口とはどんな噛み合わせ?

 

 

 

正常な噛み合わせでは上の歯が下の歯に覆いかぶさるように噛むのに対し

 

受け口では、上の歯より下の歯が前にでている噛み合わせをしています。

 

 

 

噛み合わせの位置関係が反対なので反対咬合とも呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

開咬とはどんな噛み合わせ?

 

 

 

 

前歯同士が噛み合わってなく、奥歯でのみ噛んでいる噛み合わせです。

 

 

 

オープンバイトとも呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

これらふたつの噛み合わせでは前歯が正常に噛み合わないことにより、

 

奥歯に過剰な負担がかかってしまいます。

 

 

 

一部の歯に負担がかかりすぎると、歯を支える骨などの歯周組織が破壊されてしまったり、

 

歯自体の欠けや破折に繋がるリスクが高くなります。

 

 

 

どれだけ歯磨きなどのセルフケアを頑張っていたり、

 

歯科医院での定期検診をこまめに通っていても

 

歯にかかる負担が大きすぎると歯の寿命は短くなってしまうのです。

 

 

 

 

 

不正咬合を改善させる方法は?

 

 

 

①矯正治療

 

 

 

開咬の症例

 

 

【症例】23歳女性 インビザライン+アンカースクリュー

 

<治療前>

 

開咬だけでなく出っ歯やガタつきを気にされて来院

 

 

 

 

 

 

 

 

<治療中>

 

インビザラインだけでなくアンカースクリューとよばれるミニインプラントを併用することで

 

前歯を後ろに下げて噛ませるためのスペースを確保しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

<治療後>

 

治療期間2年3ヵ月で前歯がしっかりと咬み合うバランスのいい咬み合わせに!

 

 

 

 

 

 

見た目の美しさだけでなく歯の機能を最大限に発揮できる歯並びとなりました。

 

 

 

 

 

受け口の症例

 

 

【症例】26歳 男性 表側ワイヤー装置

 

<治療前>

 

受け口と歯の歯の隙間を気にして来院。

 

上の左右2番目の前歯は先天的に欠損しています。

 

 

 

 

 

 

 

<治療中>

 

非抜歯で治療行いました。

 

受け口が改善していく段階で一時的に噛みにくい時期があります。

 

 

 

 

 

 

<治療後>

 

約2年8か月で受け口が改善されました。

 

先天的に欠損していた上の左右2番目の前歯は人工物で補い、見た目も綺麗になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

②外科矯正

 

 

 

外科矯正とは通常の歯列矯正と外科手術を組み合わせたものです。

 

 

 

 

 

 

 

上顎・下顎の形や位置関係に問題があることが原因で不正咬合になっている場合は

 

「顎変形症」と診断されて、顎の位置や形を整える外科手術が適応となります。

 

 

 

手術前矯正→顎矯正手術→手術後矯正という流れで保険が適応となります。

 

 

 

全身麻酔下での外科手術・2~3週間の入院が必要となりますが

 

顎の位置から変わるため噛み合わせやお顔の印象が大きく変化します。

 

 

 

 

 

80歳で20本歯を残すために今からできること

 

 

 

80歳になっても自分の歯で食事を楽しめるようにするためには

 

日々のセルフケア歯科医院での定期的なチェックとクリーニングも必要ですが

 

歯を長持ちさせられるような口腔内の環境を整えることがとても重要です。

 

 

 

矯正治療と言えば、歯並びが良くなり長年のコンプレックスが解消されるなど

 

審美的なメリットの印象が強いですが、

 

 

負担のかからない噛み合わせケアのしやすい歯並びにすることで

 

歯の機能を最大限引き出すことができます。

 

 

 

矯正治療をお考えの方は将来の投資としてぜひ前向きに検討してみてくださいね

 

 

 

 

 

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