矯正治療を始める前に、装置を付けた後に食べられるものや、控えた方がよい食べ物など食事について気になりますよね。
矯正の装置は、特にブラケット(ワイヤーを通す小さな装置)が付いている時は硬いものや強い衝撃が装置に当たると、取れてしまうことがあります。
噛み合わせや歯の形態が関係することもありますが、食事する時が1番外れやすいので、食べ物によっては注意して食事する必要があります。
工夫して食事する食べ物はいろいろありますが、粘着性のある食べ物以外は小さく切って食べていただければ、食べられるものがたくさんあります。
ただ装置を付けた後は付けてすぐは痛みがありませんが、2時間後くらいから少しずつ歯が動き始めて痛みが出てきます。
時間が経つにつれて少しずつ痛みは軽減しますが、硬い物を噛んだ時に痛みを強く感じやすいので、この時は硬い食べ物は控えて、痛みが落ち着くまでは柔らかい食べ物を食べてください。
歯が動く痛みは正常な痛みですので心配はいりません。
目次
矯正治療中に食べても良いもの
粘着性のある食べ物以外は、食べてはいけないものはありませんが、注意して食事する必要がある食べ物がいくつかあります。
①すぐ噛み切れる柔らかいもの
お箸ですっと切れる食べ物や、リゾット、ハンバーグなどは普段通りに食べても大丈夫です。
装置を付けてから数日は、歯が動く痛みがありますので柔らかい食べ物がおすすめです。
グラタン、スープごはん、豆腐ハンバーグなど。
矯正中は避けた方がよい食べ物
①くっつきやすい粘着性のある食べ物
ガム、キャラメル、お餅、などの粘着性のある食べ物です。
特にブラケット装置は表面が平らではなく、細かい溝などがあり粘着性のある食べ物が付きやすく、また一度くっついてしまうとなかなか取れないことがあります。
無理に引っ張ったりして取ろうとすると、装置に力がかかりそれが原因で装置が外れてしまうことがあります。
もしくっついて取れなくなってしまった場合は、治療中の矯正歯科で取ってもらいましょう。
注意して食べる物
①硬い食べ物
お煎餅、フランスパン、ベーグル、果物の柿など硬い食べ物
硬い食べ物は1番装置が外れやすいので、なるべく小さく切ってから食べてください。
矯正治療で抜歯後の仮歯が付いている時も注意が必要です。
硬い食べ物がなるべく装置や仮歯に当たらないように、小さく切ったり強く咬まないように気をつけましょう。
②前歯で咬み切って食べるもの
ハンバーガーやお肉など。
大きい食べ物を前歯で強く噛むと、その衝撃で装置が外れてしまうこともあります。
咬み切れない物は無理に噛み切らずに、小さく切って食べましょう。
当医院では、患者様にお渡しする矯正治療についての資料の中におすすめのレシピが載っていますので、そちらのレシピも是非参考にしてみて下さい。
これから寒くなる時期は、具だくさんのスープや鍋料理などもおすすめです。
着色が付きやすい食べ物について
装置を付けた後に、カレーを食べると装置に色が付きますか?とよく質問をいただきます。
装置の着色についてもお答えします。
カレーや色の濃い食べ物を食べてもブラケットや装置に色が付くことはありません。
装置にゴムを付けた時は注意が必要です!
装置に白や半透明のゴムをかけている時は、ゴムに色が付くと取れなくなります。
ですが、このゴムは日数が経つと色が黄色く変化しますので、ゴムかけしている時は次回の診療日の前に食べるのがおすすめです。
まとめ
装置を付けた後は、工夫して食べてもらいたい食べ物がたくさんありますが、まずは小さくして食べて食べてもらえれば大丈夫です。
食事中気をつけていても装置が外れてしまうことはありますので、その場合はできるだけお早めに来院してください。
当医院では、装置が外れてしまっての付け直しや、応急処置は費用はかかりませんので、なるべくそのまま放置せずに来院してください。
装置が外れたままですと、動かした歯が元の位置に動いてしまいます。
その際外れてしまった装置は捨ててしまわずに、当医院にお持ちください。
当医院では、LINEにてご予約の受付や、ご質問など受け付けておりますので、気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください♪