矯正治療で使用する装置によっては ” バンド ” と呼ばれる金属の輪っかを歯に装着することがあります。
こちらのバンドを歯に入れ込むためには歯にわずかな隙間をつくる必要があるため
人によってはまずバンド装着のための隙間づくりから矯正治療がスタートする場合があります。
本日はこの ” セパレーション ” と呼ばれる隙間づくりの処置を詳しくご紹介いたします。
セパレーションとは?
バンドをスムーズに装着するために、バンド装着予定の歯の前後に小さなゴムを入れ込んでわずかな隙間を作ります。
↓このように当院では青色のゴムを使用しています
セパレーションの期間は?
セパレーションは大体1週間程で隙間が出来てきます。
セパレーションは痛い?
歯を多少なりとも動かしているため、セパレーション当日の夜または翌日くらいから違和感や鈍痛を感じる場合があります。
ただこちらのセパレーションの痛みの感じ方はかなり個人差があり、全く痛くなかった!😉とおっしゃる患者さんもいれば、すごく痛かった…😫とおっしゃる患者さんもいます。
中には矯正治療すべて終わった患者さんで治療治療全体の中でもセパレーションが一番痛かった……とおっしゃる方も…!
矯正治療スタートしてすぐのセパレーションの痛みが強いと ” 矯正治療、これから大丈夫かな… ”と不安になってしまうと思いますが、歯の動く痛みに慣れたら大丈夫なので心配なさらないでくださいね。
痛みはセパレーション中ずっと続くのではなく大体一週間ほどで痛みは引いていきますのでご安心ください。
硬いものを噛むと痛み感じやすいのでセパレーション装着後一週間は柔らかめのお食事がおすすめです!
セパレーション中の歯磨きは?
材質上ゴムの周りはバイキンが溜まりやすくなっています。
いつもより丁寧にたくさん歯ブラシでこするようにしましょう。
ただフロスや歯間ブラシを通すことが出来ないので注意が必要です。
バイキンや食べかすが溜まりすぎると歯ぐきが腫れてズキズキと強い痛みや出血することがあります。
その場合は一度ゴムを外して洗浄が必要なので一度歯科医院に連絡しましょう。
もしセパレーションゴムが外れたら?
隙間が十分にできたらセパレーションのゴムが自然と外れることがあります。
次回予約日まで日があくなら隙間が閉じてしまう可能性があるのでゴムの付け直しが必要となります。
一度、歯科医院に連絡しましょう。
万が一セパレーションゴムを飲み込んでしまっても体に害はないのでご安心ください。
人によってはこのセパレーションが矯正治療のスタートとなります。
初めの感覚で不安になったり心配になったりすることもあるかと思いますが、ご不明点は是非ご気軽に聞いてくださいね😊